「ノーゲームデー」からの時間の活用
<「ノーゲームデー」からの時間の活用>
北海道教育委員会が毎月第1・第3日曜を「ノーゲームデー」に設定して呼びかけをする取り組みを開始しました。
電子機器の利用制限をすることで親子のコミュニケーションやふれあいなどを増やそうとする取り組み。
取り組み自体決して悪いことではないと思いますが、「ゲームで親子のコミュニケーションが取れる」という意見もあるぐらいですので、ただ単にゲームをしないだけでは結局あまり意味がないものになって子供を締め付けるだけの結果になりかねません。
ゲームをしない時間を作ればもちろんほかの事に時間をつかえますので、子供自身もゲーム以外のいろいろなことに触れることができ、子供の幅を広げることもできます。
例えば「ノーゲームデー」を作った場合、その時間をどのように活動していくかが非常に大切な事。体験学習などのイベントも今回は企画されていますので、そういったものに触れ視野を広げていくのも良い試みであると思います。
また、ゲームというネーミングですが、ゲーム=悪、ゲーム=勉強をしない、といったような安直で偏った考え方にならないようにしなければいけません。そして、ゲーム以外にもテレビやスマホ・タブレットなど多様な電子機器やメディアがありますので、総合的に考えていくのが必然だと思います。
ゲームをやめたからといって勉強をするわけではありません。
ゲームを我慢する代わりにテレビやDVDをみる時間が増えることだってあります。
総合的に生活を考えて、どの日に・どの時間にどのような活動をしていくかを考えた取り組みで、子供の大切な時間を有意義に使っていくことを目的とした考え方が必要ではないでしょうか。
ゲームの時間や利用に関しては家庭でしっかりと考えていかないといけないことですので、この機会に子供と話し合いゲームを始めスマホやタブレットといった電子機器に関して家族のルールを作ってみてはいかがでしょうか。
親子のふれあいは親が積極的に子供に関心をもって関わっていくことが大前提ですので、ただ単に「ダメ!」「良くない!」ではなく、他の活動の提案などを交えてネット利用・各種電子機器とのかかわり方・ルールを教えていきましょう。
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