小学生向けタブレット型通信教育のメリット・デメリット
<小学生向けタブレット型通信教育のメリット・デメリット>
2015年10月現在、小学生向けでは『スマイルゼミ』『チャレンジタッチ(進研ゼミ)』がタブレット学習のできる通信教育です。
タブレットを利用した通信教育、例えば『勉強サプリ』などのような学習スタイルのタブレット・スマホ・PC等を利用した学習システムが今後も増えていくと予想されます。
ICT活用教育が教育現場にも徐々に導入されはじめ、タブレット端末等を利用した学習の需要もますます高くなると思います。もちろんタブレットを利用することで学習の幅が広がったり様々なメリットがありますが、一方でよく考えておきたいポイントもありますので、今回は『スマイルゼミ』『チャレンジタッチ』の小学生向けタブレット型通信教育のメリットとデメリットを考えてみたいと思います。
小学生タブレット通信教育のメリット
○多角的な学習ができる
一番の大きなメリットとして多角的な学習ができるということ。
従来のテキスト教材よりも、動かす・聞く・見るといった視覚や聴覚も使う学習ができます。動画や音声で直接的に学べ、難しい単元や問題も分かりやすく色々な角度から学習をすることができます。
○子供一人でも取り組める
丸つけや答え合わせも自動で行ってくれ、解説や重要ポイントのチェックもちゃんとできるので親が手を出さなくても基本的には子供一人で進めていくことができます。例えば『スマイルゼミ』であれば、個々の理解度や学習進捗を分析することで、それぞれが今優先的に学習したい単元がすぐにわかるので、子供一人でも着実に力にしていくことができます。
○やり直しや復習も簡単にできる
一度やった講座や単元でも、消しゴムで消すことなく難度も繰り返しチャレンジすることができます。一般的な紙のテキストがたん教材では書き込んでしまうと消しゴムで消さなければいけませんが、タブレット教材であれば、何度でも理解できるまで簡単に復習・やり直しができます。
○教材がかさばったり溜ったりしない
タブレットに講座が配信されるので、教材が溜まってしまったりどんどん増えていってかさばることもありません。失くしてしまう心配もなく復習をしたいときにも便利。
○やる気・学習意欲を引き出す
タブレット型通信教育には存分にエデュテイメントの要素があり、学ぶことを楽しめる工夫がたくさん。自分専用のタブレットで分かりやすく楽しみながら学べるので、やる気のUPと学習意欲の継続にも役立ちます。
○親へのフィードバック機能
学習進捗や定着度が親にフィードバックされるので、学力や理解度を親がちゃんと把握することができます。ニガテ・得意もつかみやすく、重点的に伸ばしていきたい教科も分かります。
小学生タブレット通信教育のデメリット
○タブレットの故障・紛失等のリスク
タブレット教材ですのでタブレット端末が故障したり紛失をしてしまうと受講できなくなってしまいます。交換や修理を行うには時間も掛かります。保証サービスで修理・交換費用が発生しない場合もありますが、付属品の故障等も合わせて修理・交換等に必要以上に費用が発生してしまうこともあります。
○一定期間は受講しないとタブレット代金が発生
『スマイルゼミ』は1年間、『チャレンジタッチ』は6ヶ月間以上受講しないとタブレット代が発生します。万が一思った学習ができなかったり学習内容が合わなくて数か月で退会してしまうとタブレット代を支払わなければいけません。
○VDT症候群
長時間ディスプレイなど表示機器を使用することで起きる健康のトラブル。視力低下、充血、ドライアイ、傷み、コリ、しびれ、不安など。長時間使用しないこと前提に受講しましょう。
タブレット代金に関するリスクとVDT症候群について考えておきましょう。
VDT症候群は長時間使用しない、休憩をとる、正しい姿勢と照明環境などを考えていけば問題ないと思います。タブレット代金に関しては精密機器ですので故障・破損のリスクがどうしてもあります。電源が入らない、正しく感知しないなど症状は様々だと思いますが、取り扱いを子供任せにしてしまうと乱暴に扱ってしまう可能性もありますので、正しく大切に使うことができるように子供としっかり話し合いましょう。