算数嫌いを克服するには?
<算数嫌いを克服するには?>
小学生の嫌いな教科NO.1は「算数」。
ニガテが出やすく一度嫌になってしまうとなかなか克服するのが難しくなるのも大きな特徴。
もちろん苦手意識を付けないようにすることも大切ですが、「算数が苦手なんだよなぁ~」「数字が好きじゃない」と言っている小学生も、実は取り組み方や積み重ねで算数嫌いを克服することができます。
そこで算数の嫌いを克服するための方法を3つの視点から考えてみたいと思います。
好きにも嫌いにもなれる「算数」!
実は嫌いな教科NO.1である「算数」は、小学生が好きな教科NO.1でもあります。
学年が上がるにつれて単元が難しくなる算数。
例えば、2年生→九九、3年生→図形、4年生→2桁のひっ算、5年生→分数、6年生→割合、というように学年ごとにニガテが出やすい単元もあります。
算数は積み重ねの教科。
しっかりと一つ一つ理解を十分にしていけば、新しい単元にも積極的にチャレンジする姿勢が生まれてきます。逆を返せば「やったつもり」や理解不十分な単元を残してしまうと苦手が出やすくなります。
算数は取り組み方と積み重ねで好きな教科でも嫌いな教科にもなり得るのです。
1.計算ミスは当然の事として考えていこう!
算数の問題を間違って答えてしまうのは計算ミスであることが多いものです。ケアレスミスや簡単な計算を間違えてしまうこともあるでしょう。
この部分をクローズアップして考えているといつまでたっても算数嫌いを克服することはできません。その原因を見つけて克服していくことこそが算数嫌いを直すポイントなのです。
計算ミスは誰でもするものです。
ましてや小学生は今勉強の真っ最中で成長過程にある年代。
計算ミスはあるモノとして計算ミスそのものを指摘するのではなく、どうして間違えたのかを考えていくことが大切な事です。
結果ではなく過程をしっかり見直すことを重視した考え方をしていきましょう。
2.継続した取り組みで積み重ね
毎日5分でも10分でも、継続して計算ドリルに取り組むことで実力を積み上げていくことができます。
できない問題があれば、学年をさかのぼってでもその基礎となる単元の問題を解くことで理解を積み上げ、「できる!」「できた!」という体験をたくさんすることが算数嫌いを克服する足がかりになります。
たくさんの問題に触れ、算数の問題に慣れていくこともできるので、数字や算数の問題をみただけで反射的に拒否反応が出ることもなくなります。
毎日継続して算数の問題に触れることは、地道ながらとっても大切な事です。
3.他の教科も含めて意識を変えていこう
算数嫌いを克服しようと思い、躍起になって算数ばかりをやらせてもあまり意味がありませんし逆に嫌いな気持ちが増してしまうこともあります。
国語や理科・社会など、総合的に学力を伸ばすことが算数嫌いの克服にも必要な事です。各教科をバランスよく学んで「勉強ができる!」という気持ちを引き出していくことが算数への意欲を上げていくものです。
そして算数の問題を間違えた時に、実はその原因を探ってみると問題の解釈を間違えていることがあります。文章問題などでいわゆる国語の力が必要問題で正しい解釈ができていないのです。
各教科は単体でも学んだことは他教科と関連性があるのです。バランスよく学習をすることで、算数の力も引き上げていけるような取り組みをしてみましょう。
3つのポイントから算数嫌いを克服する方法を考えてみました。
算数嫌いの子供に向かって「ニガテ」「嫌い」「できない」というような言葉を掛けるのではなく、一緒に考えてあげたり教えてあげたり、楽しく根気よく算数と向き合ってみてください。