「平成28年度全国学力・学習状況調査」が実施されました
<「平成28年度全国学力・学習状況調査」が実施されました>
例年4月に実施されている「全国学力・学習状況調査」が本年度も小学6年生と中学3年生を対象に4月19日に行われました。
2007年度の開始以来本年度で10年目、学校指導への活用や生活習慣と学力の関係など様々なものをみてとることができます。
今年度は全国30,076校、小学校6年生約108万人、中学校3年生約110万が参加して実施される予定でしたが、地震の影響で熊本県は全地域で中止され、宮崎県・大分県でも一部地域で実施を見送られました。
夏あたりに調査結果が報告される予定になっています。
「全国学力・学習状況調査」の問題と解答を見てみよう
すでに今回のテスト内容と正答例が発表されており、誰でも見ることができるようになっています。
実際にテストを受けた小学6年生、中学3年生は、自分の答えと正答例を見比べて今後の学びへ生かしていくこともできますし、他の学年の子供もチャレンジしてみると良いかもしれません。
本年度の問題だけでなく、今までの「全国学力・学習状況調査」の問題・解答例のほかにも、各種資料が掲載されています。家庭学習の参考になるような資料もあると思いますので、気になる方は是非一度ご覧になってください。
学力と学習習慣の関係
日本全体の学力や子供の傾向などの調査結果よりも、個人個人に目を向けて生活習慣と学力の関係に注目していきたいと思います。
規則正しい生活を送ることは、身体的に健やかな成長を促すだけでなく、学力面にも関係があることが調査結果でわかっています。もちろん個人差はあると思いますが、規則正しい生活サイクルをつくっていくことは子供の学力を伸ばすうえでとても大切な事だと思います。
出典:内閣府 平成27年版食育白書
上記のデータをみると、「朝食を毎日食べている」と回答した子供と、「全く食べていない」と回答した子供の学力に差があるのがみてとれると思います。
上記は朝食と学力の関係についての資料ですが、就寝時間や家庭での学習時間など生活サイクルや生活習慣は学力と密接にかかわってくるものです。
「よく体を動かし、よく食べ、よく眠る」というのは子供にとってはとても大切な事。
「学力が上がらないなぁ~」「集中力がないなぁ~」と不安を感じているご家庭は、一度生活習慣を見直して健康・健全に子供が成長できる環境を整えてあげてください。
規則正しい生活は大人になっても基本的な事です。その習慣を子供のうちから身につけていくことも大切な親の役目です。
タグ:2016年, 全国学力・学習状況調査, 平成28年