子供の携帯電話・スマホの所持とデジタル教材について
<子供の携帯電話・スマホの所持とデジタル教材について>
昨今の子供は携帯電話・スマートフォンを持っていることが普通になり、日常生活でもデジタル機器に囲まれているいわゆるデジタルネイティブ世代。
当然ですが、携帯電話・スマートフォンは一人で自由に使うことができるため、子供の依存率が高くなっているのが問題視されています。
子供向けの家庭学習教材や通信教育でもタブレット端末やスマートフォンを利用する教材が増え、特に中学生・高校生においてはテキストオンリーの教材よりもデジタル端末を利用した教材のほうが多くなっています。
携帯電話・スマートフォンだけでなく、学習でのiPadやタブレット端末などを利用することに多少抵抗のある保護者の方もいると思いますし、いつでもデジタル機器をみていることによる「眼精疲労」「肩こり」や姿勢が悪くなったり注意散漫になったりということを不安視されている家庭もあると思います。
携帯・スマートフォンの所有率と依存率について
警視庁が発表している小学生・中学生・高校生の携帯電話・スマートフォン所有率と依存率を見てみましょう。
平成27年東京都内の小中高生を対象にした調査結果ですので地方では若干数字の上下はあるでしょうが、高校生に至っては97%以上の生徒が携帯電話・スマートフォンを所有しているということになります。
10項目の質問に対する調査から導き出した依存度の表になります。高校生では約1/3、中学生でも約1/4の生徒が高依存という調査結果になっています。
デジタル教材を活用するにあたって
さて、上記のように子供にとって携帯電話・スマートフォンはもはや一般的なツールとなっています。
では通信教育や学習教材へ与える影響はどの程度あるのでしょうか?
良い面としてはデジタル機器に慣れているぶん、受講をはじめてもすぐに操作方法を理解することができたり、システムや機能を熟知して勉強をできるというところでしょう。
逆にしっかり考えておきたいのは、タブレット・スマホなどの画面を見続けることによる心身への影響ではないでしょうか。
タブレット端末・PC端末などを利用して勉強をするデジタル教材は学習メリットの高い学習法です。しかし、正しい活用法と長時間の使用を避けていく取り組みをしなければメリットを生かした勉強をすることが難しくなると思います。
テキスト教材や紙教材に書く学習を併用したり、携帯電話・スマートフォンなどの利用時間も合わせて適切な利用時間をしっかりと子供と話し合っていくようにしてください。