読書感想文の書き方のポイント
<読書感想文の書き方のポイント>
読書感想文を書く時に何をどう書いていいのか分からなくなってしまったり、結局まとまらなかったり、なんだか最初からやる気が起きない人もいることでしょう。
読書感想文の宿題や課題がでた時、スムーズに素晴らしい感想文が書けるようなポイントをいくつか紹介したいと思います。
あまり肩ひじを張らずに自分なりの読書感想文を書いてみましょう。
読書感想文の大切なポイント
読書感想文を書く時に大切にしていきたいポイントをいくつか紹介したいと思います。
○あらすじではなく感想文を書くようにしよう
ついついあらすじを書いてしまう傾向がある人も多いと思います。読書感想文はあくまで感想文。あらすじをなぞっただけでは本の紹介になってしまいます。本から感じたことや自分なりの考えを素直に表現していくようにしましょう。
○どの部分をクローズアップするのか
本全体の感想を書こうとすればいくら原稿用紙があっても足りません。自分が一番印象に残っていることや共感した場面、特別自分にとって想いのあるシーンなど、自分にとって「おもしろい」「よかった」「感動した」と思えるような部分をクローズアップして表現してみましょう。
○自分の考えや体験
読んだ本から体験や自分自身の考えなどを書いてみたり、自分との比較や登場人物の立場になった時に自分はどうするのかなど。また、本を読んで自分自身の変化や今後の抱負など本から感じ取ったことを書いてみよう。
○登場人物のセリフを上手に活用
登場人物の言葉やセリフの中で特に印象的なものを活用してみよう。
・主人公の「○○○○」という言葉にハッとした。
・僕が希望をもって歩めばきっと「△△△△」と言うだろう。
登場人物の言葉は直に自分に届くものです。感想文のなかにも取り入れてみると面白い文章が書けると思います。
○構成を考えて書いてみよう
読書感想文はただやみくもに自分が感じたものを書けばよいというものではありません。全体の構成がしっかりしていなければせっかくの想いも伝わりづらくなってしまいます。
<構成例 1>
1.本との出会いについて
2.その本の簡単なあらすじを書く
3.自分が感じたことや考えを書く
4.本から自分が得たものや今後の抱負などでまとめ
非常に簡単に描きましたがある程度構成は自分なりのモノで良いでしょう。型にはまるよりも自分らしさや感想を表現できる構成で書いてみましょう。
難しく考えないで自分なりの感想文を書こう
上記のようなことを考えるとどうしても難しくなってしまうと思います。最初から意気込んで感想文を書く事ばかりに注力してしまうと本の本当の素晴らしさを体験できないかもしれませんし、物語の世界に入っていくことも難しくなってしまいます。
まずは本を楽しみ物語を体験していくことがとっても大切な事だと思います。
どんな本でも必ず感じることや自分なりの感想があるはずです。あとはそれを表現するために構成を考えたり作文的なテクニックを使っていくだけです。
難しく考えるとどうしても型にはまった感想文になってしまいますので、自分なりの表現や書き方でオリジナリティのある感想文を書くことを心掛けていきましょう。
最後に、必ず書き終えたら読書感想文を一度読んでみること。誤字脱字がある場合もありますし、自分の伝えたかったことや思いがちゃんと表現できているのか、読んだ人に伝わる表現や文章で書けたかなどを確認して、修正すべき点は直しておきましょう。