10年間の生活の変化-「全国学力・学習状況調査」より-
<10年間の生活の変化-「全国学力・学習状況調査」より->
2007年度と2016年度の「全国学力・学習状況調査」の回答状況を見比べてみると、肯定的な姿勢が増加していることが分かります。
規則的な生活習慣・学習習慣・規範意識のポイントについて10年前からの推移を検証してみましょう。
全体的な社会の流れの中で、小学生・中学生の年代においても生活習慣への意識や規範意識が上昇しているのではないかと思います。
生活習慣の変化
まずは基本的な生活習慣における変化。
就寝時間を例にとって比べてみます。
小学6年生では午後10時、中学3年生では午後11時よりも前に就寝している子供の割合の変化です。
平成19年度(2007年度)から今年度の割合を比較してみると、小学生では7.7ポイントも上昇していることが分かると思います。
小学生・中学生における基本的な生活習慣は身体的な成長だけでなく学力面へも大きな影響を与えます。規則正しい生活習慣が送れるように家庭でも結果を踏まえて取り組みを進めてkみましょう。
学習習慣の変化
学習習慣の変化について。
習慣的な勉強への取り組みの変化を見てみましょう
家庭における学習習慣のひとつの指針として上記を考えたとき、授業の復習をしている割合の増加からみると学習習慣も定着しているのではないかと推測できます。
10年前と比較しも15ポイントも上昇しているのは、学習に対する家庭・学校での意識が上がっているのではないでしょうか。
習慣的な学習は学力の向上だけでなく、継続して取り組む姿勢や社会に出ても学ぶ姿勢を持った生活を送ることができ基礎となるでしょう。
各家庭、子供に合った学習習慣をつくっていくことを目的に、子供任せにするのではなく親も一緒に学習環境を考えていきましょう。
規範意識の変化
規範意識の変化について。
こちらの比較でも10年前と比べると上昇しているのが分かります。
小学生で8.2ポイント、中学生で11.5ポイントの上昇。
肯定的な意見が増えたということは規範意識が高まり、積極的に社会とかかわることができるようになっているのではないでしょうか。
上記はあくまで一例ですので全ての意見というわけではありませんが参考にして家庭での取り組みに生かしてみましょう。
タグ:全国学力・学習状況調査, 学習習慣, 生活習慣, 規範意識