就職内定状況と大学進学率(前年)-高校生-
<就職内定状況と大学進学率(前年)-高校生->
文部科学省より2015年3月に高校卒業予定者の就職内定状況の調査結果が発表されました。
今年度の高校卒業予定者は全国で約107.4万人、そのうち就職を希望している学生は19.3万人。全卒業予定者における就職規模者の割合は約18%になっています。
[2014年10月における内定者数] 13.7万人
[就職内定率] 71.1%
就職内定率は前年同時期比よりも7%高くなっています。
過去を溯ってみてみると70%を超えているのは平成6年以来、約20年ぶりの高水準です。
統計は12月、来年の3月の数字がこれから発表されます。
最終的な就職率は去年は96.6%、一昨年でも95.8%ですので、おそらく今年も95%は超えるのではないかと思います。
建設業などを中心に求人が増えているそうで、復興需要なども影響しているとの見方があります。
内定率トップは富山県、最も低いのは沖縄県。
就職を希望している高校生の方々、希望する業種に就けると良いですね。
※以下の数値等は前年度の数値です。
さて、本年度約18%の高校生が就職を希望していますが、大学の進学率はどの程度なのでしょう。
前年度の大学・短期進学率も約54%です。
実は大学進学率は都道府県で地域格差があります。
大都市圏や都市部の進学率は高く、
逆に大都市圏から離れている県では大学進学率が非常に低くなっています。
東京都では66.1%、逆に最下位の沖縄県では37.7%です。
(共に2014年3月高校卒業者の数値)
東京都の数字はかなり高いですが、次いで京都府(65.6%)・神奈川県(61.0%)・兵庫県(59.9%)・広島県(59.9%)の進学率が高くなっています。また大都市圏の大阪・愛知・福岡等では軒並み50%を超える進学率です。
逆に進学率が低い県は、沖縄県(37.7%)・鹿児島県(41.0%)・北海道(41.3%)・山口県(42.2%)・岩手県(42.4%)の順になっています。
あくまで都道府県別の統計数値です。
大学進学を目指す高校生は、残り少ない期間を効率の良い受験勉強で目標に向かって歩んでいきましょう。
(参照:学校基本調査-文部科学省-)