高校授業で新科目「公共」が必修に!中央教育審議会に諮問する方針
<高校授業で新科目「公共」が必修に!中央教育審議会に諮問する方針>
先日のニュースで2020年度にも新しくなる「新学習指導要領」に新科目「公共」と、日本史と世界史の近現代を中心に学ぶ新科目「歴史総合」が必修科目として示されました。(いずれも仮称)
そのほか選択科目「数理探究」も提言されており、特に社会・理科系の教科が現行の枠組みから変更されていくようです。
「公共」に関しては、選挙権の18歳に引き下げられたことなどで主体的な社会参加を育成していくことが目的になっています。現行の「公民」の新科目という位置づけになっているようで、社会保障・財政・納税・政治・権利・就労などの幅広い分野を学ぶことができる教科になり、現在では複数教科にまたがっている内容を学べ、より実践的な授業内容になってい行くのではないでしょうか。
また、小学3年生からの外国語学習、小学5・6年生の英語の教科化などが検討されていくようです。
諮問機関「中央教育審議会」で2016年度中に答申される予定で、正式に実施されるまではまだまだ先の事。
今後どのように「新学習指導要領」が改定されていくかを各家庭でも注視していくことで、今後の長い目で見た学びを考えることができると思います。
主体的に学び問題解決能力・思考力・表現力などを重視
現行の「新学習指導要領」では「生きる力」を育成していくことが大きなポイントとなっています。
文部科学省では知・徳・体のバランスのとれた力が「生きる力」と定義され、知識・技能の習得、思考力・判断力・表現力などの育成、豊かな心や健やかな体の育成を大切にしています。
次の改定では「課題解決型学習」などの学習法の充実も検討されていく予定で、より主体的な学びが大切になってくると思います。
主体的な学びと問題解決能力は社会に出た時に役立つ能力でありそのまま生きる力につながっていくものです。
センター試験の廃止も検討されており、学校教育・システムなどが変わっていけばそれに伴い学校外学習のあり方も変わってきます。
学習塾・家庭教師・通信教育など、どのような学習法であっても思考力・判断力・表現力などの育成は必要不可欠な時代になっていると思います。
主体的に学び自ら問題に挑戦していく力を家庭学習でも育成していけるような学び方を考えてみましょう。