勉強をしているけど定期テストで点数が取れない・・・
<勉強をしているけど定期テストで点数が取れない・・・>
毎日ちゃんと勉強をしてテスト前もしっかりと対策をしているのにテストで点数が取れない・・・、家で解けている問題がテストになると間違えてしまう・・・、勉強をしっかりとしているのに定期テストや実力テストなどでなかなか点数が取れない子供。
そういった場合はしっかりと勉強の仕方を検証してみることが大切になります。
いくつかのパターンで原因を探ってみましょう。
「できるつもり」状態になってしまっている
自宅の勉強でできていることが、いざテストになると間違えてしまう場合、「できるつもり」の状態である場合があります。
良く言う「分かる」と「できる」は似ているようで異なるものです。知識として分かっていることでも、いざ問題を解く時に知識を活用してできる状態であるとは限りません。
特に苦手な教科は基礎をしっかりと身につけなければいけないのに、上っ面の学習で理解したつもりになりがちです。
参考書や解説をみながら問題を解くことも学習法として間違ってはいませんが、学力としての定着を目指すにあたり最終的には解説に頼らず自力で問題が解けるようにならなければいけません。ヒントや解説がない問題集やテスト形式の勉強をすることで「分かる」⇒「できる」に結び付けていきましょう。
学習時間の使い方の問題
同じ1時間の勉強でも全ての人が同じ学力を身につけられるわけではありません。
勉強時間は、
「本当に勉強している時間」+「勉強に関係することをしている時間」+「勉強に関係ないことをしている時間」
に分けることができます。
例えば1時間勉強していたとしても、実際に勉強に取り組んでいる時間を考えてみるとそれほど多くない場合があります。
「本当に勉強している時間」
実際に学習に取り組んでいる時間。
「勉強に関係することをしている時間」
勉強法や良い参考書などを探したり、本題と違うことを何となく調べたりする。
「勉強に関係ないことをしている時間」
休憩、ボーっとしている、勉強以外の事をしてしまう。
上記に時間分配のバランスが悪いと、1時間の勉強でも効果的な学習ができません。
「1時間勉強した」と思っていても、実際には半分も実際に勉強をしている時間に充てていないこともありますので、勉強の仕方を工夫して学習時間の使い方を考えてみましょう。
基礎力不足
根本的に基礎力が足りていない場合。
積み重ね教科は特に基礎力の充実が大切になります。
テスト範囲の単元を勉強していても、基礎力がある人と積み重ねができていない人では理解度に大きな差があります。何となく理解したつもりではなく、着実に理解を積み重ねていくことで知識活用力・応用力へとつなげていく土台を築きます。
今勉強している単元の基となる基礎単元の理解がなければ、今勉強している単元が上っ面だけの理解したつもりになりかねません。
学年が上がれば当然学習の難易度も上がります。十分な理解ができないままでも授業は進んでいきますので、基礎力がない状態では授業に遅れがちになり、当然テスト結果も良いものになることはありません。
基礎教科はテスト勉強期間に取り組んでいたら時間が足りませんので、日々の学習の中で自分の弱点を集中的に取り組んでいったほうが総合的な基礎力のUPになると思います。
以上、3つのパターンで考えてみました。
もちろんさまざまな要因があると思いますが、日々の勉強を見直すことである程度の自分なりの要因が見えてくると思います。
小手先のテクニックよりも、しっかりと自分の実力を積み重ねてテスト結果へ反映避けていきましょう。