紙より続く?タブレット型通信教育
<紙より続く?タブレット型通信教育>
通信教育を大きく分けるとすれば、従来の冊子型のテキスト教材で学習をする「テキスト型」、iPadや専用タブレットで勉強をする「タブレット型」の2つに分けることができます。
「タブレット型」の中でもテキスト教材を併用しているもの、タブレットだけで勉強をするものなどに分けることができますが、主勉強をタブレット端末で進めていくことには変わりありません。
「タブレット型」の通信教育が大きな勢力になっていますが、『スマイルゼミ』のように専用タブレットのみで学習をする教材、『進研ゼミ』『Z会』のようにタブレット型かテキスト型を選択できる通信教育もあるので、家庭学習の幅がとても広がっていると思います。
一般的に「タブレット型」だとやる気を出して勉強ができるのでテキスト教材よりも続く傾向があるといわれています。
では、本当に紙教材・テキスト型教材よりも継続して取り組むことができるのかをポイントに考察してみます。
タブレット型通信教育が続く理由
タブレット型の通信教育が継続しやすいという理由をいくつか考えてみます。
・楽しい!目新しい!
タブレット端末というだけで目新しさがありますし、アプリや動きのある学習、動画授業、アニメーション解説など楽しさがあります。特に小学生の年代でこの「楽しさ」「目新しさ」は大いに学習意欲の向上につながる部分です。タブレット端末だからできる学びや楽しいアプリ学習などを通してやる気を引き出していくことができるのがタブレット型通信教育のひとつの特徴です。
・1人で進めていくことができる
教材ごとにタイプは違いますが例えば理解度に合わせた学び、復習を促す、学ぶべき講座の表示、自動丸つけや多角的な解説・ワークなど、一人でも十分理解できるような学習動線で勉強をすることができる。
・理解ができる学び
動画・音声・アニメーションなどによる動きのある勉強、イメージが難しい単元や抽象度が高い問題でも視覚的・直感的に理解ができる学びをすることができるので理解がしやすい。実はこの部分はとても大切で、「分かる」「できる」→「自信」「楽しさ」になり、継続して勉強をする意欲や次に挑戦する気持ちを育てていきます。
・タブレット1台でできる
教材が毎月溜まっていくこともありませんし、タブレット1台あれば様々な学びをすることができます。場所を問わずタブレット上で学びを進めていくことができるのは手間もかかりません。
・無駄を省いたスピード感のある学習
タブレット上に記入したことをワンタッチで消したり、数字や文字だけを入れ替えた問題で繰り返し学習ができたり、もちろん自動丸つけや対応している講座への誘導など無駄を省いてスピード感のある学習をすることができます。
・苦手の克服やバランスのよい勉強
学力を分析して苦手を解析したリ過去に間違えた問題などを集中的に復習したり、苦手対策が効率よくできるのでバランスよく学力を育成していくことに役立ちます。アプリで楽しく学んだり、目標値までのギャップを埋める勉強をしたり、様々な工夫で教材ごとにバランスのよい学習ができるシステムになっています。
結局は自分次第では?
上記にいくつかタブレット型通信教育の特徴を挙げてみましたが、結論から言ってしまえば結局は自分(家族)の取り組み方次第だと思います。
ただタブレット型通信教育が学習意欲を引き出したりやる気を伸ばす要素がたくさんあるだけの事。
もちろん要素がたくさんあるのだから続けやすいと言えばその通りですが、それでも途中でやめてしまう子供もいますし、逆にテキスト型通信教育で楽しく続けていくことができる子供もいます。
タブレット型通信教育であってもすべてを子供任せにしていたり、学力や目標に合っていなかったり、勉強しているかと思えばアプリで遊んでいるなんてこともあります。
どのように通信教育に取り組んでいくのか、それはタブレット型でもテキスト型でも変わりません。
しっかりと方針や通信教育に対する考え方、どのように取り組んでいくかなどを考え、親もある程度通信教育や勉強に関わってみることが必要な事ではないでしょうか。