受験合格者数は参考程度に見よう
<各教材の受験合格者数は参考程度に見よう>
本格的な受験シーズンも終わり、次年度へと新しいスタートを切る時期になりました。
通信教育をはじめ学習塾なども『合格実績』『合格者数』というものを発表しています。
すでに今年の受験の合格速報を出している教材や塾もあります。
通信教育、特に受験対策として教材を選ぶ際には参考にする数値ではあると思いますが、そのままを鵜呑みにしないように気を付けておきましょう。
決してウソだというわけではありません。
ちゃんとした数を掲載しなければ単なる誇大広告になってしまいますので、企業側も本当の数値を紹介しているはずです。
ただ、ここに落とし穴!
例えばある教材では1ヶ月以上受講したことがある人、のべ人数、系列教室の合格者を合算など、一見分かりませんがカラクリが隠されている場合があります。
もちろんちゃんと読めば必ずそういったことが書いてありますが、数字ばかりに目を奪われてしまうと気づかないこともあるでしょう。
また、主は学習塾や家庭教師でサブ教材的な役割として通信教育を受講していても「1」数字が増えます。
どのように教材に取り組んでいるかは個人個人により様々ですので、私たちにはもちろん運営会社にもわかりません。
通信教育を学習の中心にしても、ほとんど手を付けなくても、合格実績は同じ「1」です。
ただ再度言いますが、決して合格者数がウソであるというわけではありません。
この教材は○○中学・○○高校・○○大学への合格者が多いからということを、教材選びの際に軸にして考えるのではなく、あくまで参考程度に見ておいたほうが良いということです。
通信教育より進学塾に言えることかもしれませんが、大々的に合格者数を宣伝することがあります。合格者は少ないより多いほうが良いですからね。もちろん参考にするのは良いですが、信じ切って塾のカリキュラムや学習構成などをしっかり確かめずに入塾をしないように気を付けましょう。
通信教育も塾も資料などでしっかり比較検討をしていくことが必要だと思います。
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